超解説!Kiss Music

【超解説!Kiss Music】絶対音感と相対音感

みなさん、こんにちは!

K’s Voice Training Gym高松の田村です。

このカテゴリーでは、Kiss MusicのHPに掲載される講師陣のブログ記事に対し、
私個人の見識によりフォローアップすることで、みなさんにより理解を深めていただければと思います。

前回に引き続きテーマは『音感』(Kiss Music HPの元記事はこちらから!)

みなさんは音感という言葉をどういうものととらえているでしょうか?

よく『絶対音感』とか『相対音感』といった言葉を耳にすると思います。

実は困ることの方が多い!?絶対音感

世の中には少数派ですが、絶対音感というものを持っている人がいます。

分かりやすく言うと、楽器やチューナーを使って音を確認しなくても、その音がドレミのどの音かがあてられる人のことです。

絶対音感を持っている生徒さんや知人から聞いた話を総合すると。例えばピアノでドの音を鳴らしたときに、その音があたかも口で(言葉で)『ドーーーー』と言っているように聞こえるのだそうです。

幼いころからピアノをやっている人に多いように思います。

絶対音感を持っていて得したところを聞いてみると、

・楽器以外の音でもドレミを当てられる(ちょっとした超能力者的優越感)

・聞いただけで楽譜なしでもピアノで再現できる(耳コピが得意)

私たちからすると『うらやましい!』と思ってしまうのですが、お話を聞いているとそうでもないみたいです。

逆に、絶対音感を持っているがゆえに困ることもあるみたいです。

・歌っていて、自分の音程がずれているのが分かるのに音程が合わせられない。ゆえに気持ちよく歌えない。

・原曲キーでしか歌えない。キーが変わると違う曲のように聞こえてしまう。

・プロの歌手の歌も下手に聞こえてしまう。

・#♭(黒鍵)の音が極端に苦手。

・インストもののBGMがドレミで聞こえてうるさい。

・ギターなどのチューニングが狂いやすい楽器を練習していると、自分の音感も狂ってくる。

むしろ本人たちは、音楽を楽しむうえで困ることの方が多いようにさえ語っています。

中には、『音程の合っている歌をごくまれに聞けると、安心してリラックスして聞けるので眠くなってしまう』とか、『寝るときのBGMはインストだと次の展開が気になって逆に眠れないのでヒーリング系のやつしか無理!』という意見も。

お話を聞いた印象としては、絶対音感があるから必ずしも音楽が出来るとは限らないようですね。

絶対音感は、よく言えば音に繊細な人、悪く言えば音に不器用な人。

自然界の音は連続的で、例えばシとドの間の音(半音以下の音程)なんかも普通にありふれているはずです。

現代の音楽のほとんどが調(キー)という概念のもとに作られていますよね。

その一番基本となる調が、ピアノの鍵盤でいう白鍵の部分。

そこに特化した能力が絶対音感なのでは?と、聞いていて思いました。

現代の音楽を楽しむにはむしろ相対音感!?

一方、相対音感ですが音楽を好きでよく聞く人ならほとんどの人が感覚的に身に着けているのではないでしょうか。

相対音感を言葉で説明すると、基準となる音からの距離を計ることで、その音を特定する感覚と言えるのではないでしょうか。

もちろん、いちいち考えて行っているのではなくて、感覚的に反応していると思います。

例えば、カラオケで歌うときに、歌いだしの音がドレミで認識していなくても、前奏からの流れをヒントに正しく歌いだせたりしますよね?

そして、キーを変えてもなんとなく歌えてしまったりします。

そうやって、周りの音を基準にして自分の音を割り出す能力が相対音感だと思います。

もう少し大雑把に言うと、調をとらえる能力とも言えるかもしれません。

そして、この感覚をもっと繊細にしていくと、ある音を基準にして、3度の音とか5度の音を出せるようになり、あるメロディに対してずっと3度離れてついていくと、いわゆる『ハモリ』というものになっていくのではないでしょうか。

言葉で書くと理屈っぽくて、『いちいちそんなの考えてやってないわ!』と言われてしまいそうですが、音感は感覚なので、無意識に、感覚的に上記のようなことを行っていると考えられます。

先ほども言ったとおり、現代の音楽は調という概念のもとに作られているので、音楽を好きでよく聞いているだけで、自然とこの感覚は作られている人がほとんどです。

また、余談になりますが、ポップスやロックのオケを構成する楽器の中でも主役ともいえるギターもこの相対音感(度数)でとらえることができます。

ギターの指板はピアノのように黒鍵白鍵の区別がなく、すべての半音が等価に配置されています。

指板を覚える際には、例えばルート音(例えばド)に対して3度の音(ミ)は左下とか、5度(ソ)は真上といった具合に、基準となる音との相対的な位置で覚えると、キーが変わっても対応できるのです。

このあたりは、相対音感的(今作りました(笑))といえそうですね。

絶対音感がなくても全然大丈夫!

というわけで、絶対音感がない人にも少しは希望が見えてきたでしょうか?(笑)

音楽を『楽しむ』分には、むしろ相対音感(ある意味少し鈍感?(笑))の方が気楽でいいかもねーというお話でした。

次回はいよいよ、音感をよくするためヒントをお話してみようと思います。

次回もぜひお楽しみに~!

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今後も、みなさんにとってためになる情報を、出来るだけ分かりやすく提供していこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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