カラオケで歌っているとき、「ん」の発音が上手くできないという経験、ありませんか?
「ん」と言おうとしているのになんだか「う」ぽくなってかっこ悪い
心当たりがあるのではないでしょうか
そういえば、歌の上手い友達は、「ん」の発音もきれい(というか普通)にできていますよね
この記事では、カラオケで「ん」をきれいに発音するためにはどうすればいいのか、解説していきます
ボイストレーナーの私も昔は「ん」の発音が苦手でした
今回ご紹介する方法で、今では「ん」がきれいに発音できるようになりましたよ^^
「ん」をきれいに発音するためには鼻の通りが重要
「ん」をきれいに発音するためには、鼻の通りが重要です
実は、「ん」が「う」ぽくなってしまうのは、鼻の通りが悪いからだったのです
日本語で「ん」という発音は鼻音
鼻音って鼻から出る(鼻で響く)音ですよね
「ん」を発音している最中は、舌や唇で息をせき止めることで、鼻から空気を抜いているのです
日本語の「ん」は5種類
具体的に説明していきます
日本語の「ん」はなんと5種類もあるんです!
・口蓋垂鼻音 (こうがいすいびおん) :ことばの最後が「ん」
・両唇鼻音 (りょうしんびおん):うしろにマ行・バ行・パ行がくるとき
・軟口蓋鼻音 (なんこうがいびおん):うしろにカ行・ガ行がくるとき
・硬口蓋鼻音 (こうこうがいびおん):んにゃ・んに・んにゅ・んにょ
・歯茎鼻音 (しけいびおん):その他の「ん」
一目瞭然ですが、名称はすべて○○鼻音となっています
鼻音は鼻から空気が出ている
鼻音を発音している際には、空気は鼻から出ています
特にわかりやすいのは「両唇鼻音」
これは、唇を閉じて発音する「ん」です
うしろにマ行・バ行・パ行がくるときに両唇鼻音になります
例えば、「散歩」とか「乾杯」
実際に声に出して言ってみましょう
「ん」のときに唇が閉じています
唇が閉じているので、息は鼻からしか出ませんよね!
歌っているときは空気の量が多い
歌っているときは、普段の話し声よりも大きな声を出しています
大きな声を出すということは、普段よりも大量の空気を吐いているということです
歌の中で「ん」と発音するとき、鼻の通りが悪いと、大量の空気が行き場を失います
その結果、仕方なく口から出ようとするのです
そのため、舌や唇で息をせき止められなくなり、「ん」が「う」ぽくなってしまいます
普段は問題なく発音できる「ん」が、歌になると上手く発音できなくなるというわけですね!
鼻の通りをよくするには鼻うがい
「ん」をきれいに発音するには、鼻の通りが重要というのがお分かりいただけたと思います
では、今よりも鼻の通りをよくするにはどうすればいいのでしょうか?
鼻の通りをよくするには、鼻うがいがオススメです
鼻の通りが悪い人は、鼻水が鼻の中にたまって、空気の通りを邪魔している可能性が高いです
鼻うがいをすることで、たまっている鼻水などの異物を洗い流すことができます
その結果、鼻の通りを良くすることができるのです
鼻うがいでスッキリきれいな鼻の通りを体感すると、やみつきになりますよ!
市販の鼻うがいキットも販売されていますので、ぜひ一度お試しください!
まったく痛くないので、だまされたと思ってやってみてください
鼻うがいできれいな「ん」の発音を手に入れてくださいね!
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