当校のトレーニングについて
当校のトレーニング理論は、Kiss Musicの共鳴ボイトレ法®・頭式呼吸®をベースに、そのトレーニング実践経験を基に独自の解釈を加え進化させた高松ボイストレーニングオリジナルのトレーニングメソッドです。
既存のクラシック(声楽)を応用したトレーニングとは異なり、ポップス(J-POP)を歌うのに最適なボイストレーニングメソッドです。
今までのボイストレーニングとの違い
今までのボイストレーニングは『ベルカント唱法』というオペラの歌唱法のトレーニングを応用したメソッドです。
代表的なキーワード『腹式呼吸』・『ミックスボイス』・『鼻腔共鳴』等はすべてクラシック(声楽)の概念をポップスに応用して出来た言葉です。
当校のトレーニングは、これらクラシックの概念を一切使用せず、生まれつき歌が上手い人の状態に近づくため、表情筋の柔軟性と鼻からの呼吸機能のリハビリに特化した全く新しいボイストレーニングです。
新しい基準を導入
従来のボイストレーニングが音程という目に見えない基準により行われていたのに対し、当校のトレーニングは『声が響く場所』を基準に指導しています。
トレーナーは、指導経験を重ねることで、歌っている際にどの辺りで声が響いているかが分かります。
トレーニングの構成
トレーニングは大きく3つのアプローチから構成されています。
- 鼻のケア
- 表情筋トレーニング(滑舌・音程編)
- 呼吸機能のリハビリ(呼吸編)
個別のトレーニング法を順次習得し、各トレーニングを並行して行うことで、歌に有利な滑舌や正確な音程をとる筋力習慣、呼吸のための筋力(筋肉の柔軟性)を総合的に開発していきます。
従来のレッスンの落とし穴
一般のボイストレーニング教室では、生徒さんが好きな曲を先生の前で歌って、部分的にダメ出しをされながら『その曲の歌い方』を矯正していくスタイルが多いと思います。
この手の指導において陥りやすい落とし穴は大きく2つ挙げられます。
①家に帰って何をやればいいのかわからない。
レッスンで出来たことが、自宅では再現できず結局何をやれば歌えるようになるのか理解できないので、身に付きにくいです。
②指導を受けた曲しか変化しない。
レッスンを受けた曲に関しては、矯正により歌い方に変化がみられ、場合によっては上手くなったと感じることもあるかもしれませんが、曲が変わると以前と同じ歌い方しかできないと思います。
歌全体のレベルを底上げ
当校のトレーニングは、原則としてトレーニング全体を通して、同じ課題曲使用します。
当校のレッスンでは、課題曲を歌いながら、生徒さんがレッスン外でどういうトレーニングを行えばいいのか、まさにそのトレーニングの方法のみを指導しています。
レッスンで学んだトレーニングの方法を自宅で繰り返し行うことで、少しずつ歌が歌いやすくなっていきます。
一度ほぐれて使えるようになった筋肉は、どの曲を歌ってもちゃんと反応してくれますので、曲を選ばず歌全体の実力が底上げされるのが特徴です。
変化はときには大きく、ときには気づかないくらい小さく起きますので、気が付けばもう昔の歌い方には戻れない、なんてこともよくあります。
もちろん、習得や進行のスピードには個人差がありますが、トレーニングを継続する限り、確実に上達できるトレーニングです。(急がば回れの精神が大切です!)